食べ物ってなんで甘くなるの?バナナ&ごはん&玉ねぎ
青みがかってるバナナを食べて!「あー、まだ甘くなかったかあ」なんてことありませんか?
あれってなんで置いてるだけで甘くなるんでしょうね。別に栄養出されたわけでもないのに。不思議ですよね。
これと似通った話で行くと、
玉ねぎも熱したら甘くなるの意外じゃないですか?火入れる前なんかむしろからかったりしますよね。
ということで今回は、なぜ時間が経ったり熱を入れると食べ物が甘くなるのかということをお伝えしようと思います!
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目次
1.甘さが変化してる理由は?
・でんぷんの味ってどんな味?
2.カロリーは変化しているの?
3.玉ねぎは熱するとなんで甘くなるの?
4.どの方法で熱を入れるとより甘く感じるの?
1.甘さが変化してる理由は?
一言で言うと、「でんぷんが糖に変化したから」です。バナナ自身が持つ酵素が成分をせっせと変化させているんです。
・でんぷんの味ってどんな味?
そもそもでんぷんはお米とか炭水化物に入ってるので有名ですね。小学校の頃にヨウ素溶液を垂らして青紫色になった!と言う実験をした方も多いでしょう。
ここで本題のでんぷんの味についてです。
今までの考えでは、
「でんぷん自体に味はない。米を食べた時甘さを感じるのは、人の唾液に含まれる消化酵素が、でんぷんを麦芽糖に分解するから」
とされてきました。
しかし2016年には「でんぷん味は甘味、塩味、苦味、酸味、旨味に続く第6の味になるかもしれない」なんて言われていました。結局のところ証明ができていないため第6の味認定はされていないとのことです。
ただあったとしても砂糖的な甘さではなく、お米を食べた時の甘さに近いのだろうと推測されます。
2.カロリーは変化しているの?
さあ次に、カロリーが変わるのだろうかと言う話ですね。個人的にはバナナに栄養を与えてるわけでも吸い取ってるわけでもないから、保存則みたいな感じで変わらないんじゃないのかなと予想しました。
結果は、「変わらない」です!
ただでんぷんが糖に変化したり、ポリフェノール成分が変化したりなど、構成成分は変化していますね。
3.玉ねぎは熱するとなんで甘くなるの?
理由は「加熱により辛味成分がなくなったから」です!
そもそも玉ねぎはフルーツ並みに甘味成分を持っています。しかし加熱前は辛味成分が強すぎてほとんど感じないんです。
しかし熱を加えることで、辛み成分である硫黄化合物がなくなります。また、細胞壁が壊れて糖分が細胞の外に出ることで甘さを感じることが出来るようになります。
こう言った理由から、玉ねぎは熱すると甘さを感じるようになるんですね。
4.どの方法で熱を入れるとより甘く感じるの?
玉ねぎにフライパンとレンジどちらの方法で熱を入れるとより甘く感じるでしょう?
正解はレンジです。
フライパンは表面から熱が入るので、内部の甘味成分が出てきにくいんです。
しかしレンジは内部まで素早く熱を入れられる仕組みになっているため、玉ねぎ全体の甘味成分を感じやすいんですね。
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いかがでしたでしょうか。
同じものでも食べるタイミングや調理方法で味が変わってくるって面白いですよね。バナナや玉ねぎってすごく身近ですし、自由研究とかにもぴったりな題材だなって書いてて思いました😇